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古市古墳群をあるく

増補改訂第2版

巨大古墳・全案内

著:久世 仁士

紙版

内容紹介

世界遺産に登録された古市(ふるいち)古墳群は、全国屈指の巨大古墳密集地として知られる。国内第2位の規模の誉田山古墳(応神天皇陵)をはじめ、前方後円墳、方墳、円墳などさまざまな形で集積する古墳の歴史的変遷を踏まえながら、多数の図版・写真を交えて現存する全古墳へ案内する。第2版では、最新の発掘調査結果を反映させ、現地情報を刷新するとともに、古市古墳群以外に大阪府内の河内地域全域の古墳も増補して紹介。

目次

古市古墳群一覧
古市古墳群全図
古市古墳群部分図(東部)
古市古墳群部分図(南部)
古市古墳群部分図(北部)
古市古墳群部分図(中部)
古墳時代年表
古市古墳群の編年
はじめに
◆第1章 古市古墳群をあるく
1 古市古墳群とは
2 国府台地の主要古墳をめぐる
3 誉田山古墳とその周辺
4 墓山古墳から岡ミサンザイ古墳へ
5 高屋築山古墳から野中ボケ山古墳へ
6 津堂城山古墳から黒姫山古墳へ
◆第2章 南河内の前期古墳
1 石川流域の前期古墳
2 玉手山古墳群
3 松岳山古墳群
4 玉手山古墳群・松岳山古墳群とヤマト王権
◆第3章 河内平野の開発と渡来人
1 古市古墳群周辺の遺跡
2 河内湖沿岸の遺跡
3 倭国の中心は河内平野
◆第4章 巨大古墳と陪塚
1 古市古墳群の陪塚
2 百舌鳥古墳群の陪塚
3 陪塚の成り立ちと変遷
4 陪塚は従者の墓か
◆第5章 陵墓公開運動と古市古墳群
1 陵墓古墳
2 陵墓限定公開がはじまる
3 陵墓古墳への立ち入りを要望
4 陵墓古墳の呼称をめぐって
5 残された課題
◆第6章 河内飛鳥を守った人々
1 二つの飛鳥
2 河内飛鳥は遺跡の宝庫
3 葉室一須賀古墳群
4 巨大開発に揺れる王陵の谷
5 立ち上がった住民と研究者
6 ゴルフ場建設が浮上、住民訴訟へ
7 山田高塚古墳にて
◆終章 河内の古墳
1 北河内の古墳
2 中河内の古墳
3 南河内の古墳
あとがき
参考文献
図版出典一覧
索引

ISBN:9784422201658
出版社:創元社
判型:A5変
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-E