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21世紀の「女の子」の親たちへ

著:おおた としまさ

紙版

内容紹介

女子がありのままでいられれば、社会は変わる!
非認知能力、人権問題、東大女子、ガラスの天井……
混迷する時代に、「ひととは違ったモノサシ」をもち、「競争より共栄」ができるひとに育てるには?

女子校(桜蔭、鷗友、吉祥女子、神戸女学院、四天王寺、品川女子、女子学院、洗足学園、豊島岡、ノートルダム清心、雙葉)のベテラン先生たちが「これだけは間違いない」ということを根拠に
21世紀のど真ん中を生きる「女の子」の親として心得ておくべきポイントをまとめました。

・女子と男子では出世の法則が違う!?
・イスラム圏で女子の理数力が高いわけ
・新しい性教育を通じて縛りから解放される
・偏差値最強カップルが陥るジレンマ
・母親の“わかったつもり”が危ない……etc.
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第1章 21世紀の女性の「成功モデル」とは?
第2章 自分を守るための性教育と平和教育
第3章 大学受験や就職よりも大事なこと<
第4章 目指すのは「すごい親」より「いい親」
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発売と同時にたくさんの共感と反響をいただきました『21世紀の「男の子」の親たちへ』の
きょうだい版ができました。
今回は女子校のベテラン先生たちにお話を聞きました。
先生方の珠玉の言葉を引用しながら、
教育ジャーナリストのおおたとしまささんが、
これだけは伝えたいという思いをこめてまとめました。
先が見えない今だからこそ、子育てについて教育について、
何が本当に大切なのかを考えたい。そんな思いを込めました。

第1章のテーマは「キャリア」、第2章は「性」、第3章は「学校の役割」、第4章は「親の役割」です。『21世紀の「男の子」の親たちへ』とは章構成のコンセプトからして違いますが、問題意識は同じです。視点が違うだけです。後半に行けば行くほど性別を限った話ではなくなることも、両書に共通しています。(はじめにより)

目次

第1章 21世紀の女性の「成功モデル」とは?
「女性の活躍」はダブルバインド・メッセージ/女子と男子のモチベーションの違い…ほか
第2章 自分を守るための性教育と平和教育
SNSにはまる女の子とゲームにはまる男の子/一見豊富な選択肢とガラスの天井…ほか
第3章 大学受験や就職よりも大事なこと
日本の教育は男の子向きにつくられている/学校に「教科」という枠組みがある理由…ほか
第4章 目指すのは「すごい親」より「いい親」
子供の「いいな!」に「いいね!」する/親の経験値が役に立つとは限らない…ほか

著者略歴

著:おおた としまさ
教育ジャーナリスト。1973年、東京生まれ。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退、上智大学英語学科卒業。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の編集に携わる。学校や塾、保護者の現状に詳しく、各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。中高の教員免許を持ち、小学校教員の経験もある。

ISBN:9784396617271
出版社:祥伝社
判型:4-6
ページ数:368ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN