出版社を探す

物理実験

編:九州産業大学物理実験テキスト編集委員会

紙版

内容紹介

九州産業大学工学部の物理実験テキスト.

本文「実験を始める前に」より

物理学は,実験と理論が相補的に関係しあって発展を遂げてきた.諸君が物理学の授業で学んでいる内容は,この意味で実験とは切り離せないものである.この授業では物理学を学ぶにあたって基礎的で重要な実験を取り上げる.

物理学で用いられている物理量がどのような実験装置を使って,どのように測定されるのかということを目で見て手を動かして実際に体験することや,その結果を実験報告書としてまとめることの難しさや楽しさを知ることは,今後工学部の専門科目を学ぶときのみならず,さらに将来社会に出ても必ずや役立つと確信する.

できればこの実験を通じて,物理学の楽しさに少しでも触れることができれば幸いである.

目次

総論(実験の手順/注意事項/物理実験室見取り図/誤差論/最大誤差の見積りと有効数字/単位)
基礎物理実験
1 円柱の体積
2 重力加速度
3 ユーイングの装置によるヤング率
4 ねじれ振り子による剛性率
5 液体の粘性係数
6 単弦
7 気柱の共鳴
8 固体の比熱
9 固体の線膨張率
10 電子の比電荷
11 等電位線
12 電気抵抗
13 インピーダンス
14 コンデンサの充放電
15 顕微鏡による屈折率
16 光電管
付録(基礎物理定数/単位系,接頭語,ギリシア文字/単位換算表)

ISBN:9784780600223
出版社:学術図書出版社
判型:B5
ページ数:100ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PH