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講談社+α新書

強欲「奴隷国家」からの脱却 非正規労働時代をマルクスが読み解いたら

著:浜 矩子

紙版

内容紹介

強いものがより強く、大きいものがより大きく――。
アホノミクスはこの国を21世紀版「大日本帝国会社」という名の国策会社にしようとし、
その野望は完成しつつある。
庶民にあふれるあきらめと絶望に勇気を与え、安易なファッショに流されないための提言!

「いまは、主義なき資本の時代だ。筆者はそう考えている。
グローバル化し、著しく金融化した資本は、資本主義的生産様式の枠組みさえ
飛び出してしまって、野生化している。手のつけようがない暴力性を帯びるに
いたっている。そう思えてならない。今日の日本の問題は、この主義なき資本が
下心政治と出会ってしまっていることだ」
「主義なき資本と下心政治が出会う時、そこにヒトがモノ化し道具化し奴隷化する
暗黒世界が誕生してしまう」
(まえがきより抽出)

もはや近代経済学では危機の予見が不可能な暴走する新資本主義社会において、マルクスの視点を読み込み、アップデートすることで私たちがなすべき答えを導き出す野心作!!

著者略歴

著:浜 矩子
1952年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。三菱総合研究所初代英国駐在員事務所所長、同社政策・経済研究センター主席研究員などを経て、同志社大学大学院ビジネス研究課教授。エコノミスト。近著に『小さき者の幸せが守られる経済へ』(新日本出版社)、『「通貨」の正体』(集英社新書)、『大メディアの報道では絶対にわからない どアホノミクスの正体』(共著、講談社+α新書)などがある。

ISBN:9784065192443
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ