知っておきたい 医学としての教養
著:手塚 統夫
紙版
内容紹介
医師は飛行中、「お医者様はいらっしゃいませんか?」と
アナウンスされたら、出ていかざるを得ません。
専門が脳外科であっても、内科、耳鼻科、小児科であっても。
火山島でただ一人の医者が火山の爆発に遭遇したら、
島民から求められるのは、火山灰の防ぎ方かもしれません。
本書は、半世紀以上におよぶ医師としての経験を踏まえて伝えたい
「医学」としての「教養」書です。
どんな境遇にあっても動じない医師であるために、ぜひご一読を!
目次
第1章 医学はこの辺まで来ている ─ 分子標的薬
第2章 自然科学と測定 ─ 数と数学
第3章 自然科学(物理学)の言葉 ─ 数学
第4章 医学部教養の数学
第5章 物理学I ─ 天体の運行と力学
第6章 物理学II ─ 電磁気学
第7章 化学I ─ 火と熱
第8章 生物学I ─ エネルギー,生体物質,遺伝,生命の誕生
第9章 生物学II ─ 生体エネルギーの一面
第10章 物理学III と化学II ─ 熱の科学,熱学と熱力学
第11章 気体分子運動論
第12章 物理学IV ─ 産業革命と製鉄,量子力学の誕生
第13章 物理学V ─ 量子力学,素粒子
第14章 化学III ─ 医学との関係,化学者とのコミュニケーション
第15章 生物学III ─ 医学との関係,生命誕生の環境
第16章 地学 ─ 地球のなりたち,古生物学
第17章 卒業後の勉強
第18章 医者は常に未知の扉を切り開いていかねばならない