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本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史 フリーメイソン=ユニテリアンは悪魔ではなく正義の秘密結社だった!

著:副島 隆彦

紙版

内容紹介

すべての欧米の政治思想はユニテリアンというキリスト教の一派の思考と行動から生まれた。
そしてそのユニテリアンは常にフリーメイソンと表裏一体だった。
アメリカ独立戦争も、フランス革命も、マルクス社会主義も、エマーソンの自助思想(自己啓発)も、
今につながる人類の大事件と大思想はすべて、このユニテリアン=フリーメイソンが淵源なのだ。
ピルグリム・ファーザーズの北米プリマス植民から400年 ――
アメリカ史を同時代〝世界史〟として一望千里に見遥かす
「副島史観」―― 血塗られた〝米欧近代篇〟

《章目次》
第1章 17世紀の王殺しとピューリタニズムの真実
第2章 アメリカ史を西欧近代の全体史から捉える
第3章 アメリカから世界思想を作ったエマーソン
第4章 フリーメイソン=ユニテリアンは正義の秘密結社だった

目次

はじめに
第1章 17世紀の王殺しとピューリタニズムの真実
  イギリスに戻って清教徒革命に参加したピルグリム・ファーザーズがいた
  「リパブリーク」(共和政)とは、王様の首を切り落とせ!ということ
  ユニテリアン=フリーメイソンがアメリカをつくった
  丘の上の町
  メソジストとはどういう宗派か
  誰がアメリカ独立革命戦争の資金を出したか
  アメリカに渡ったキリスト教諸派のセクト分析
  「会衆派」がユニテリアンの隠れ蓑
  指導者がいない「会衆派」
  社会福祉の運動になっていったオランダ改革派
  本当はユニテリアンとカルヴァン派の間に激しい闘いがある
  バプテスト系の人たち
  「非戦」思想のメノナイトとクエーカー
  「ペンシルヴァニア・ダッチ」と呼ばれる人々のルーツ

第2章 アメリカ史を西欧近代の全体史から捉える
  全体像で捉える能力がない日本のアメリカ研究
  カルヴァン派とユニテリアンは対立した
  カルヴァン派はユダヤ思想戻り
  ピルグリム・ファーザーズという神話
  現代につながる王政廃止論
  ピューリタンの中心部分がユニテリアン
  アメリカ独立戦争を戦ったのはユニテリアン
  アメリカとフランスのリパブリカン同盟
  啓蒙思想としてはホッブズが一番正直
  「自由」とはユダヤ商人たちの行動
  ヴァイマールはユダヤ商人を入れて繁栄した
  なぜ「近代」がオランダから始まったか
  ゲーテ小論
  偉大な皇帝だったカール5世
  ブルボン朝の初代王、アンリ4世は賢く生き延びた苦労人
  男女の愛への讃歌が民衆に受けた
  「ケンカをやめよう」と言ったモンテーニュとモンテスキュー

第3章 アメリカから世界思想を作ったエマーソン
  すべての世界思想はエマーソンに流れ込み、エマーソンから流れ出した
  環境保護運動、ベジタリアン運動の祖もエマーソン
  エマーソンは過激な奴隷解放論者は容れなかった
  土地唯一課税の理論をつくったヘンリー・ジョージ
  社会主義思想までもユニテリアン=フリーメイソンから生まれた
  アメリカ独立戦争は成功した革命
  自己啓発の生みの親までエマーソン
  日本にキリスト教を輸入した人々もユニテリアンだった
  ガンディ(ガンジー)の偉さは、イギリスに抵抗し、かつ日本に組しなかったこと
  チャンドラ・ボースの死の真実

第4章 フリーメイソン=ユニテリアンは正義の秘密結社だった
  独立軍は弱かった
  ユニテリアンとフリーメイソンは表裏一体
  ハミルトンとジェファーソンの違い
あとがき

著者略歴

著:副島 隆彦
副島隆彦(そえじま たかひこ)
評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。政治思想、法制度、金融・経済、社会時事、歴史、英語研究、映画評論の分野で画期的な業績を展開。「日本属国論」と米国政治研究を柱に、日本が採るべき自立の国家戦略を提起、精力的に執筆・講演活動を続ける。主著に『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社+α文庫)、『属国・日本論』(五月書房)、近著に『経済学という人類を不幸にした学問』(日本文芸社)、『全体主義の中国がアメリカを打ち倒す』(ビジネス社)、『米中激突恐慌』(祥伝社)、『国家分裂するアメリカ政治 七顚八倒』ほか、著書多数。

ISBN:9784798061078
出版社:秀和システム
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHK
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1KBB