出版社を探す

京大人文研東方学叢書 10

『紅楼夢』の世界

きめこまやかな人間描写

著:井波 陵一

紙版

内容紹介

紅迷(紅楼夢フリーク)から若い読者まで、必読の一書!

ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。


【目 次】

はじめに
第一章 作品の世界
第一節 物語のあらすじ
第二節 賈宝玉の幻想――少女は天地の精髄(エッセンス)、男はカスやアブク
第三節 賈家の人々――位置どり(ポジショニング)の妙
第四節 涙はどのように流されたか――「礼」との関わりをめぐって

第二章 作品の背景
第一節 曹寅の活躍――『紅楼夢』の遠景として
第二節 曹雪芹――おぼろげな作者像について

第三章 作品の受容
第一節 紅迷(ホンミー)のこだわり――神は細部に宿り給う
第二節 夢の涯までも――続編の出現
第三節 「まっとうな」批評とその落とし穴

おわりに

あとがき / 図版一覧 / 索引

目次

はじめに
第一章 作品の世界
第一節 物語のあらすじ
第二節 賈宝玉の幻想――少女は天地の精髄(エッセンス)、男はカスやアブク
第三節 賈家の人々――位置どり(ポジショニング)の妙
第四節 涙はどのように流されたか――「礼」との関わりをめぐって

第二章 作品の背景
第一節 曹寅の活躍――『紅楼夢』の遠景として
第二節 曹雪芹――おぼろげな作者像について

第三章 作品の受容
第一節 紅迷(ホンミー)のこだわり――神は細部に宿り給う
第二節 夢の涯までも――続編の出現
第三節 「まっとうな」批評とその落とし穴

おわりに

あとがき / 図版一覧 / 索引

ISBN:9784653043805
出版社:臨川書店
判型:4-6
ページ数:260ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB