フレーベル館 文学の森
おいで、アラスカ!
原案:アンナ・ウォルツ
訳:野坂 悦子
絵:谷口 正造
紙版
内容紹介
ーーいつ起こるかわからない。
いまこの一秒になにもなくても、次の一秒になにか起こるかもしれない。
じゃなかったら、そのまた次の一秒に。
アンナ・ウォルツ作『おいで、アラスカ!』(原題Alaska)は、12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語です。ふたりが交互に、新学期の二週間のあいだに起こる出来事を語ります。そして、ふたりをつなぐものとして一匹のゴールデンレトリバー、アラスカが登場するのです。
パーケルは、子犬のときから飼っていたアラスカを手放さなくてならず、さらにそのあと家族に起こった事件を体験し、近い未来に対しての不安を抱えています。転校してきたスフェンにからかわれ、しかもアラスカの新しい飼い主だと知って、くやしくなります。
しかし、そのスフェンも1年前からてんかんの発作が起こるようになり、介助犬としてアラスカがやってきたものの、不安と絶望を感じているのです。
そんなスフェンの気持ちを知らないパーケルは、アラスカを取り戻そうと決心し、真夜中、スフェンの家にしのびこむのですが、そこから物語は二転、三転していきます……。
原作”ALASKA"は、2017年、オランダの児童文学賞・銀の石筆賞を受賞。
ISBN:9784577048405
。出版社:フレーベル館
。判型:4-6
。ページ数:260ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年03月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB。