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音読でたのしむ思い出の童謡・唱歌 令和に伝えたい心に響く歌101

著:齋藤 孝

紙版

内容紹介

◆「童謡・唱歌」を声に出して読むことが、「脳力」を鍛え「心」を豊かにしてくれます。

◆本書では、「故郷(ふるさと)」「荒城の月」「夏は来ぬ」「月の沙漠」から
「かあさんの歌」「トロイカ」「大きな古時計」まで、歌い継いでいきたい童謡・唱歌を101選びました。
ページを繰りながら、どんどん声に出して読んでください。
解説にある、ちょっとした教養話とともに、知的に楽しめる工夫もしています。

◆「音読」の4つの意義とは?

1「脳トレ効果」が高い

音読をしているとき、頭のなかでは、体を介した、「言葉のインプットとアウトプットの循環」が生じ、記憶力アップにつながります。
この一連の動作を繰り返している間、頭は回転しています。脳が活性化されているわけです。しかも集中しています。

2「健康効果」が高い

精神面では、気持ちを明るくする効果があります。
音読をすると脳内にセロトニンという幸せ物質が分泌されやすくなるといいます。
音読すると、自然と唾液が出ます。それにより口内環境が整い、
虫歯や歯周病の予防、消化吸収をスムーズにする効果が期待されます。

3「心の栄養」になる

童謡・唱歌の詞は、四季を映す日本の美しい自然や、景色に込めた情感の深さが味わえるもの。
歌本来が描き出す昔ながらの日本の風景と、自分自身の思い出の情景が重ね合わされ、
湧き上がる情感と相まって、複雑な味わいをもたらしてくれます。

4「童謡・唱歌」を歌い継いでいく

精度の高い詞を、美しいメロディやリズムに乗せた童謡・唱歌を、日本人は百年以上も歌い継いできたのです。
「文化を継承していく」という観点から、いまの子どもたちに、童謡・唱歌を伝えていきましょう!

目次

1章 懐かしい風景を想う 

 春の小川 /霞か雲か/朧月夜/夏は来ぬ/夏の思い出/ホーホー蛍こい/七つの子/
 赤蜻蛉/冬景色/故郷/里の秋/故郷の空/とんび/案山子/家路

2章 幼な心を弾ませる

 鯉のぼり/たなばたさま/通りゃんせ/スキー/きよしこの夜/お正月/夕焼小焼/仰げば尊し/
 花いちもんめ/ちいさい秋みつけた/あの町この町 /うれしいひな祭り/大きな栗の木の下で/
 しゃぼん玉/仲よし小道/かごめかごめ/山羊さんゆうびん/浦島太郎/桃太郎/サッちゃん/ぞうさん

3章 美しい響きにひたる

 花/海/花火/ツキ/雪 /雨降りお月さん/荒城の月/箱根八里/四季の歌/ふじの山/
 埴生の宿/汽車/ドレミの歌/よろこびの歌/野なかの薔薇/かえるの合唱

4章 しみじみとした風情を味わう

 さくら/蛍の光/浜辺の歌/紅葉/うさぎ/旅愁/雪のふるまちを/一月一日/ペチカ/
 早春賦/かなりや/この道/月の沙漠/モーツァルトの子守歌/かあさんの歌

5章 リズムを楽しむ

 春が来た/椰子の実/アメフリ/証城寺の狸囃子/かもめの水兵さん/虫のこえ/トロイカ/
 村の鍛冶屋/たきび/あんた方何処さ/鞠と殿さま/肩たたき/揺籃のうた/ずいずいずっころばし/
 森の小人/雀の学校/おもちゃのチャチャチャ/大きな古時計/山寺の和尚さん

6章 生命の輝きを感じる

 われは海の子/手のひらを太陽に/村祭/春の唄/おお牧場はみどり/みかんの花咲く丘/茶摘/どこかで春が/
 ラジオ体操の歌/とんがり帽子/こうま/カチューシャの唄/夕日/こんにちは赤ちゃん/幸せなら手をたたこう

著者略歴

著:齋藤 孝
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。著書に『読む・書く・話すを極める 大人の言語スキル大全』『語彙トレ』(以上、KADOKAWA)、『語彙力こそが教養である』『呼吸入門』『上機嫌の作法』『三色ボールペン情報活用術』(以上、角川新書)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)など。

ISBN:9784046047281
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSY