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中公新書 2586

東アジアの論理

日中韓の歴史から読み解く

著:岡本 隆司

紙版

内容紹介

同じ「漢字・儒教文化圏」に属すというイメージがあるためか、私たちは中国(人)や韓国(人)を理解しているものと考えやすい。だが、外国には外国の基準があり、「日本人の感覚」で相手を推し量るのでは誤解と対立を生むことになる。本書は、強権的な姿勢を強める習近平政権、慰安婦問題や徴用工判決で悪化する日韓関係など、近年の時事的な話題を切り口に、歴史的なアプローチから中韓を知るためのヒントを示す。

著者略歴

著:岡本 隆司
岡本隆司

1965年,京都市生まれ.京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学.現在,京都府立大学文学部教授.専攻,近代アジア史.著書に『中国の論理』『近代中国と海関』(大平正芳記念賞),『属国と自主のあいだ』(サントリー学芸賞),『世界のなかの日清韓関係史』『中国「反日」の源流』『李鴻章』『近代中国史』『袁世凱』『日中関係史』『中国の誕生』『世界史序説』『近代日本の中国観』『君主号の世界史』『腐敗と格差の中国史』ほか.

ISBN:9784121025869
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF