文春文庫 さ-63-127
石榴ノ蠅
居眠り磐音(二十七)決定版
著:佐伯 泰英
紙版
内容紹介
江戸の万事に奔走する中……
家基の願いを叶えられるのか?
出羽山形からの帰路、俄雨に襲われた宿場で
磐音は、追手に襲われた若い侍を助ける。
無事に江戸へと戻り、おこんを伴ってでかけた先で
出くわしたのは、南町奉行所の笹塚孫一。
またもややっかいな頼みごとが持ち込まれる。
一方、御典医の桂川甫周国瑞からは、
徳川家基の要望がもたらせるのだが、
桂川の周囲にも、田沼派の黒い影が忍びよる。
磐音が取った策とは……。