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夜ふけに読みたい数奇なアイルランドのおとぎ話

監:長島 真以於
他編:加藤 洋子
他編:吉澤 康子

紙版

内容紹介

話題の海外民話集「夜ふけに読みたいおとぎ話」シリーズに、アイルランド民話集が仲間入り。既刊のイギリス民話集と同じく、アーサー・ラッカムの装画と挿絵も楽しめる。
気鋭のアイルランド研究者により、これまでばらつきのあった人名などの固有名詞をなるべく原型に近い形で統一。独自の世界観を忠実に再現した決定版。

 
 ■目次
     巻頭詩|猫のパングル・バーン
   
     第1部|パングルのおはなしぶくろ
       小さな白い猫/ものぐさな美しい娘とおばさんたち/ヤギ皮をまとう少年/
       金の槍/語れなくなった語り部

     第2部|クウァルの子フィンの物語
       カレルの子トゥアンの物語/フィンの少年時代/
       ブランの誕生/オシーンの母
 
     ダイアローグ|マヴィル修道院へようこそ/神さまがくる前の神さまたちのお話 
     はるかな時の旅へ 
     訳者あとがき

著者略歴

監:長島 真以於
1992年生まれ。日本学術振興会特別研究員。東京外国語大学非常勤講師。専門は古典文献学、中世アイルランドにおける西洋古典受容。主な論文に Lucan's Simile in In Cath Catharda 567-70 and the Meaning of the Middle Irish Hapax uchtcrand(『フィロロギカ』第14号、2019年)。
他編:加藤 洋子
東京女子大学英米文学科卒業。ミステリー、純文学、ロマンス小説、ノンフィクションの翻訳を手がける。主な訳書に、K.クイン『戦場のアリス』(ハーパーブックス)、D.B.ミラー『白夜の爺スナイパー』『砂漠の空から冷凍チキン』、H.ケント『凍える墓』(以上、集英社文庫)、S.ボーム『きみがぼくを見つける』(ポプラ社)など、訳書多数。
他編:吉澤 康子
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。子どもから大人までの読み物の翻訳に携わる。『夜ふけに読みたい不思議なイギリスのおとぎ話』『夜ふけに読みたい奇妙なイギリスのおとぎ話』(以上、共訳、平凡社)、E.ウェイン『コードネーム・ヴェリティ』『ローズ・アンダーファイア』(創元推理文庫)など、著訳書多数。

ISBN:9784582838305
出版社:平凡社
判型:B6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC