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角川文庫

本の花 料理も、小説も、写真も

著:平松 洋子

紙版

内容紹介

ゆで卵、生卵、卵焼き。向田邦子のエッセイに登場する卵には、生活の匂いや味を含んでいる『嘘つき卵』。「つらい出来事は、前世だと思ってしまえば大丈夫」人生の助け船にもなる『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』生をまっとうする人間のたくましさや哀歓が強く心を打つ写真集『釜ヶ崎語彙集 1972-1973』など。食をテーマにしたもの、暮らしをテーマにしたもの。エッセイ、小説、写真集……丁寧な文体からほとばしる本への愛を感じる215冊の紹介。「再読」するたびに書き手と自分との関係が蓄積されていくという「再読するということ」も必見。自分だけの一冊を見つけたい人にはぜひ読んで欲しい、読書欲が高まる一冊。

目次

食の本棚
物語の本棚
暮らしの本棚
買って、読んで
おしまいに

著者略歴

著:平松 洋子
エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。
東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化や文芸を中心に執筆活動を行う。
『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞。『サンドウイッチは銀座で』『小鳥来る日』『洋子さんの本棚』(小川洋子氏との共著)『彼女の家出』『そばですよ』『かきバターを神田で』など著書多数。

ISBN:9784041085448
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:352ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSRC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:VSL