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角川文庫

キトラ・ボックス

著:池澤 夏樹

紙版

内容紹介

奈良・日月神社のご神体である剣と鏡の調査を依頼された考古学者の藤波三次郎は、
鏡がトルファン出土の「禽獣葡萄鏡」と似ていることに気づき、ウイグル出身の研究者・可敦に協力を求める。
2人は剣とキトラ古墳の繋がりを見抜き、古墳の被葬者の謎へと迫るが、可敦が何者かに拉致されかける。
可敦の兄は民族運動の指導者であることから、彼に圧力をかけようとする中国政府の仕業なのか?
キトラ古墳の謎と国家の陰謀が絡み合う、壮大なミステリ!

著者略歴

著:池澤 夏樹
1945年北海道生まれ。『スティル・ライフ』で中央公論新人賞、第98回芥川賞を受賞。『南の島のティオ』で小学館文学賞。『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞。『言葉の流星群』で宮沢賢治賞。著作活動全般について、司馬遼太郎賞受賞。

ISBN:9784041080313
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:352ページ
定価:920円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ