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中公文庫

著:新堂 冬樹

紙版

内容紹介

死んだほうがいい人って、こんなにいるんだよ。

15年を経て漆黒の闇から這い出る赤い悪魔……。

高校1年生の少女の行く先々で起こる不審死と殺人事件!!

新堂冬樹の真骨頂! 長編ハード・サスペンス


15歳の女子高生・本庄沙耶の父は自己中心で小狡く、母はまるで父の奴隷だ。その両親が突然家に侵入してきた男に刃物で惨殺された。さらに、一人になった沙耶が身を寄せた親戚――10年前に幼い弟を不注意で溺死させた祖父母、沙耶をレイプしようとした従兄、それを見て見ぬふりする叔父も次々と死亡する。ネット上では沙耶を励ますスレッドも立つが次第に「疫病神」「死神」と揶揄する声も囁かれる。不可解な死の連鎖の中心に身を置く沙耶。果たして彼女は〈悲劇の天使〉か〈美しき死神〉か? それとも……。わたしは、この体に流れる血を赦さない。

著者略歴

著:新堂 冬樹
新堂冬樹

大阪生まれ。金融会社勤務、コンサルタント業を経て、一九九八年「血塗られた神話」で第七回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後エンターテインメント小説を縦横に執筆する。

ISBN:9784122068322
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:504ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ