内容紹介
開拓期の北海道。
命が軽んじられる場所で、生き抜こうとする者たちがいた。
騙されてタコ部屋に送られ、過酷な労働を強いられる男。
貧困にあえぎ、子のため身を売る女――。
旅でこの地を訪れた現代の就活生・上原沙矢は、
彼らの人生に触れ、己の道しるべを見いだす。
時代を超え、生きる意味を問う傑作!
著者略歴
著:蛭田 亜紗子
1979年生まれ。札幌市出身・在住。2008年に第7回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞、10年に『自縄自縛の私』(受賞作「自縄自縛の二乗」を改題)を刊行しデビュー。同作は13年に竹中直人監督により映画化された。その他の著書に『星とモノサシ』『人肌ショコラリキュール』『愛を振り込む』『フィッターXの異常な愛情』『エンディングドレス』などがある。
ISBN:9784065180990
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:416ページ
。定価:820円(本体)
。発行年月日:2020年02月
。発売日:2020年02月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。