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ここからはじめる犬と猫の臨床診断学

診断推論で日々の診療に自信をつける!

著:石川 勇一

紙版

内容紹介

動物医療に活かせる診断学が学べる入門書

診断学は、人医療では浸透しているが、動物医療においては現在でもマイナーな分野である。日々診断をつける臨床獣医師は、診断推論のプロセスを理解することで診療の基礎を身につけ、確かな治療へとつなげることができる。本書は、犬と猫の臨床における診断学について、概念図や表を多く用いて基礎から実践までわかりやすく解説。診断のプロセスを見直したい方や、診療現場に出始めてからまだ日が浅い獣医師におすすめの一冊。

【「臨床診断学」を学ぶことで…】
● 診断の正しいステップが分かり、日々の診療が楽しくなる
● 診断名がつかない状態でも症例の状態を把握できるようになる
● 検査の使いどころや結果の解釈方法がつかめる
● 診断エラーを減らすことができる

目次

Chapter1 正しい診断推論をつかむために
 そもそも診断とは?
 理論と実践を武器にする
 2種類の思考をうまく使おう
 診断推論に用いられる方法

Chapter2 診断推論の進め方
 診断推論の流れと目標設定
 問診と身体検査
 問題点を整理する
 診断仮説を立てる
 診断仮説を検証する
 検査を上手に使う
 診断を深める

Chapter3 診断推論のレベルアップのために
 診断エラーを克服する
 診断が難しいとき
 EBM~5ステップを意識して精度を高める~
 診断推論の学習

Chapter4 診断推論の実践
 一次診療で地域の患者を診る
 二次診療で難しい診断に挑む
 入院患者で今一度意識しておきたいこと
 診断推論の実践例

著者略歴

著:石川 勇一
埼玉動物医療センター副院長。1978年東京都生まれ。2005年に東京農工大学獣医学部共同獣医学科を卒業後、埼玉動物医療センター(旧林宝どうぶつ病院)に勤務。2014年より総合診療科長。地域の一次診療を担うとともに、二次診療としての側面もあわせもち、様々な症例を日々診療している。病歴聴取や身体検査を特に大切にし、過不足のない診断を行えるように心がけている。モットーは「毎日、論文」。

ISBN:9784895313957
出版社:緑書房
判型:B5変
ページ数:176ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TVH