甲賀忍者の真実
末裔が明かすその姿とは
著:渡辺 俊経
紙版
内容紹介
文化と情報の行き交う甲賀の地で、荘園領主の支配を受けながらも、同名中惣や甲賀郡中惣による自治組織を運営し、高度なリテラシーを身につけていった甲賀古士。そして江戸時代、百姓身分として甲賀で暮らしながら、有事の際に尾張藩のお抱え忍びとして勤めた先祖がいた。甲賀に帰郷して20年、近年の忍者ブームの史実無視に憂う忍者の末裔が、甲賀忍者の真実を明らかにする。
目次
第一部 甲賀忍者 誕生の背景と真実
第一章 甲賀の地の新風土記(古代編)
第二章 甲賀の地の新風土記(中世編)
第三章 甲賀忍者の誕生と活躍
第四章 江戸時代の甲賀忍者
第五章 甲賀忍者の真実とは
第二部 甲賀忍者に関する研究報告
第一章 甲賀武士望月氏の由緒について
第二章 「神君甲賀伊賀越え」と甲賀武士
第三章 尾張藩甲賀者木村奥之助と「甲賀五人」