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人物叢書 303

徳川秀忠

著:山本 博文

紙版

内容紹介

江戸幕府を開いた父・家康と「生まれながらの将軍」である子・家光の間に挟まれ、あまり目立つことのなかった第2代将軍。武功がないことにコンプレックスを抱きながらも、政治においては家康の成果を継承し幕府の支配を磐石にした。年寄による合議制や大名統制、鎖国政策の方向づけなど、秀忠独自の政策や政治手腕を分析し、その人物像に迫る。

目次

はしがき/徳川家の跡取り(秀忠の誕生/秀吉と秀忠/秀吉の死)/関ヶ原合戦と秀忠(上杉景勝攻め/秀忠の関ヶ原遅参/家康の将軍宣下と千姫の豊臣家入輿)/駿府政権と将軍秀忠(秀忠、二代将軍となる/駿府政権と秀忠/家康・秀頼の対面と秀忠/大久保忠隣の改易)/大坂の陣(方広寺の鐘銘問題/大坂冬の陣/講和/大坂夏の陣)/元和一国一城令と公武の法度(元和一国一城令/武家諸法度の制定/禁中?公家中諸法度/家康の死)/将軍秀忠の政治(年寄制の整備と秀忠の動静/貿易地の限定とキリシタン禁令/秀忠の上洛と和子の入内/福島正則の改易)以下細目略/松平忠直をめぐる危機的状況/秀忠の大御所政治/秀忠の晩年/秀忠の家族/おわりに/略系図/略年譜

著者略歴

著:山本 博文
1957年、岡山県生まれ。1982年、 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所教授。2020年、没
【主要編著書】『江戸お留守居役の日記』(講談社、2003年)、『「忠臣蔵」の決算書』(新潮社、2012年)『赤穂事件と四十六士』(吉川弘文館、2013年)『家光は、なぜ「鎖国」をしたのか』(河出書房新社、2017年)

ISBN:9784642052962
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年02月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB