イチからつくる
えんぴつ
編:杉谷 龍一
絵:河本 徹朗
紙版
内容紹介
えんぴつは、芯部分の「黒鉛」と「粘土」、軸部分の「木」と、主に三つの原材料でできている。黒鉛は主に中国やスリランカ産。粘土は主にドイツや日本産。軸部分は、北アメリカ産のインセンスシダーという木がアジアで板に製材されたものが日本に届けられている。原材料をたどってみると海外からやってきたものがほとんどだが、どうやったら自分たちでイチからつくることができるのか、試行錯誤しながら挑戦する。
目次
・えんぴつの芯って、何でできている?
・えんぴつの芯は〈石墨〉またの名を〈黒鉛〉という
・えんぴつがなかった時代には、どうやって字を書いた?
・えんぴつは、いつ、だれが発明したもの?
・徳川家康も、伊達政宗もえんぴつを持っていた
・えんぴつを自分でつくることは、できないのだろうか?
・えんぴつの芯のひみつを発見!
・えんぴつは、こうやって完成する
・イチからつくる〈えんぴつ〉を検討してみる
・デッサン用木炭筆なら、かんたんにつくることができる
・まずは、えんぴつの芯づくりに挑戦だ!
・軸は、紙やひも、竹などを利用してみる。それから……
・紙の話、消しゴムの話。えんぴつは書いて消せることが画期的だった
・えんぴつのけずり方、ちびえんぴつの再利用
・イチからつくって、みえてきたこと