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博物館と文化財の危機

編著:岩城 卓二
編著:高木 博志

紙版

内容紹介

稼げない博物館は存在意義がないのか?
民主主義の根幹でもある博物館、人類の貴重な財産でもある文化財。
それがいま研究や歴史の蓄積が損なわれ、現場から悲鳴があがっている。
手遅れになる前に博物館のあるべき未来を提言する

目次

まえがき (岩城卓二)

第1章 博物館・美術館のミライ ★「文化財で稼ぐ」ことが国家戦略になった(岩﨑奈緒子)
第2章 歴史系博物館の可能性 ★ 地域の歴史や「負の歴史」と向き合う努力(久留島浩)
第3章 学芸員の現在と未来 ★学芸員は大忙し!でも大事なことってなぁに?(國賀由美子)
第4章 地元の主婦による文化財住宅の運営 ★ 母さんが「学芸員」になった!(小泉和子)
第5章 史料館を活用する ★時間をかけて人を育てる覚悟はありますか?(岩城卓二)
第6章  文化財と政治の近現代 ★ 復権する神話(高木博志)

あとがき (高木博志)

著者略歴

編著:岩城 卓二
岩城 卓二(いわき・たくじ) 京都大学人文科学研究所教授。専門は日本近世史。著書に、『近世機内・近国支配の構造』(柏書房、2006年)、『本願寺文書』2~5巻(編著、清文堂出版、2013-2019年)など。
編著:高木 博志
高木 博志(たかぎ・ひろし) 京都大学人文科学研究所教授。専門は日本近代史。著書に、『近代天皇制の文化史的研究---天皇就任儀礼・年中行事・文化財』(校倉書房、1997年)、『近代天皇制と古都』(岩波書店、2006年)、『陵墓と文化財の近代』(山川出版社、2010年)など。

ISBN:9784409241318
出版社:人文書院
判型:4-6
ページ数:194ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLZ