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角川文庫

縁切寺お助け帖 姉弟ふたり

著:田牧 大和

紙版

内容紹介

離縁を望む女が駆け込む縁切寺、鎌倉・東慶寺。
夜明け前の深い闇の中、若い男が美しい娘の手を引いて走ってくる。
二人は、役人の妾にされた美しい姉・梓と、姉を想う以上の気持ちを隠して梓を守る弟・辰五郎だった。
多くの駆け込み女を守ってきた東慶寺だが、梓を囲った「役人」は東慶寺にとってまずい相手、寺社奉行で――。
東慶寺を守るには、姉弟を見捨てるしかないのか?
寺を統べる水戸徳川の姫・法秀尼の下、女剣士・茜や寺飛脚の梅次郎をはじめとする寺の仲間が、駆け込み女達と寺のため奮闘する。
人情と絆のシリーズ第2弾。

目次

駆込ノ一 秋山尼、怒る
駆込ノ二 茜、疑う
駆込ノ三 梅次郎、迷う

著者略歴

著:田牧 大和
1966年東京都生、明星大学人文学部英語英文学科卒。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ 風に牽牛(あさがお)』(『花合せ 濱次お役者双六』に改題)で、第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー。「鯖猫長屋ふしぎ草紙」シリーズ(PHP文芸文庫)、「藍千堂菓子噺」シリーズ(文春文庫)、「とんずら屋請負帖」シリーズ(角川文庫)や、『陰陽師 阿部雨堂』など多数。いま注目の時代小説作家。

ISBN:9784041084434
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2020年01月
発売日:2020年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ