内容紹介
川は生きている――。上空から川上から川下まで眺め、水源へと向かい、流域の町々を歩き、歴史をさかのぼる。川の流れに魅せられた著者が踏査したユニークな利根川紀行。そのほか、太平洋戦争の末期に空襲前の東京の面影を唯一とどめていた隅田川について綴った好エッセイ二編を収める。
著者略歴
著：安岡 章太郎
安岡章太郎
一九二〇（大正九）年、高知市生まれ。慶應義塾大学在学中に入営、結核を患う。五三年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と目された。六〇年『海辺の光景』で芸術選奨文部大臣賞・野間文芸賞、八二年『流離譚』で日本文学大賞、九一年「伯父の墓地」で川端康成文学賞を受賞。二〇一三（平成二十五）年没。
ISBN：9784122068254
。出版社：中央公論新社
。判型：文庫
。ページ数：272ページ
。定価：900円（本体）
。発行年月日：2020年01月
。発売日：2020年01月18日
。国際分類コード【Thema（シーマ）】 １：DND
。国際分類コード【Thema（シーマ）】 ２：1FPJ。
