幻冬舎ルチル文庫
ちとせの戀に巡る月
著:杉原 朱紀
絵:榊 空也
紙版
内容紹介
悲願を叶えるため久遠を生きる葵は、昼は人間相手に日本茶を、夜はあやかし相手に薬を商っていた。ある晩、忘れようもない瞳をした青年・木周友哉と出会う。彼こそ遥か昔の京の都で鬼たる葵を恐れも疎みもせず慈しんでくれ、葵が愛した男――その今生の姿だった。葵との因縁を知らず、祓い屋としての力を有する友哉は、葵に敵愾心を向けて……?