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だいわ文庫

妄想とツッコミでよむ万葉集

著:三宅 香帆
絵:相澤 いくえ

紙版

内容紹介

キラキラネーム、謎の美少女と出会うラノベ展開、おじさんLINEもあった!? 万葉集研究者&批評家OLが繰り出す怒涛の和歌紹介

目次

はじめに・萬葉集は風流な歌だけじゃない

第1章・これでいいのか!? 萬葉集
・お母さんは心配性
・キラキラネームに悠久の歴史あり
・ナンパから始まることもある
・きつねが来たら、鍋にしよう
・萬葉人のおふざけその1 赤っ鼻
・萬葉人のおふざけその2 わき毛
・お酒に呑まれる教養人
・ときには蟹のふりをしてみる

第2章・千三百年前も恋バナかよ
・えらいおじさんは若い女の子がお好き
・若い女の子は機転をきかせる
・許されぬ恋の歌にある美しき誤解
・萬葉歌人はラテン系?
・恋は年をとってから

第3章・夜に読みたい大人の恋愛論
・「突然現れる美少女」がみんな好きすぎ問題
・あきれてしまう男子の妄想
・下着と眉毛のおまじない
・センテンススプリングも驚きの恋愛スキャンダル
・年下男子もわるくない

第4章・表現は萬葉歌人に学んでみよう
・想いを美しくコーティングしてみて
・酔いも覚める。お姉さまはこわいよ(汗)
・四季があるのはウソである
・インスタ映えは永遠に
・宇宙まで飛躍する壮大すぎる歌
・令和は宴会日和

第5章・大切なことはすべて萬葉集にある
・滅びゆくものは歌になる
・そこにあるべきものがないから
・想いが芸術に昇華するとき
・すべてが不在を知らせるものになる
・悲しみは春の光のなかに

☆特別寄稿・星をみている・相澤いくえ

◇萬葉集を彩った人物たち◇
・酸いも甘いも知っている・大伴旅人
・乙女なロマンチスト・大伴家持
・教養ある美魔女・額田王
・謎に満ちた歌の神・柿本人麻呂

◇コラム・萬葉こぼれ話◇
・萬葉集はひとつでない!?
・改元の謎が解けました
・カテゴリ分けされるような、されないような
・巻ごとにテーマを総ざらい

おわりに・萬葉集と私

著者略歴

著:三宅 香帆
1994年生まれ。文筆家・批評家。京都天狼院書店元店長。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。
研究テーマは「万葉集における歌物語の萌芽」。
著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)、
『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎)がある。
絵:相澤 いくえ
1993年生まれ。マンガ家。2014年「モディリアーニにお願い」でデビュー。
現在、「ビッグコミック増刊号」で同作を、「月刊まんがタウン」で「珈琲と猫の隠れ家」を連載している。

ISBN:9784479307938
出版社:大和書房
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ