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俺のアラスカ

伝説の“日本人トラッパー”が語る狩猟生活

著:伊藤精一

紙版

内容紹介

なんと、アラスカの伝説の猟師は、ニッポン人だった!――野田知佑(カヌーイスト)この男の狩猟人生を聞くと、誰でも虜(とりこ)になる…――栗秋正寿(登山家。冬季アラスカ山脈登山の第一人者)アラスカ原野での狩猟人生・30年を語る!オーロラ輝く極北の雪原を駆けめぐり罠をかけ、グリズリー、巨大鹿ムース、ドール・シープを撃ち、オオカミと知恵を競いあう……。【写真多数掲載】「ミスター・アラスカ」「クレイジー・ジャップ」と呼ばれ、アラスカの男たちから“最後の本物のトラッパー(罠猟師)”“伝説のハンター”として尊敬を集める、伊藤精一。先住民から、広大なトラップ・ライン(狩猟場)を譲り受け、30年にわたり、アラスカの原野での狩猟生活を送った。 本書は、この伝説のトラッパーが、死と隣り合わせの狩猟生活、最後の秘境の大自然や動物たちの驚異と神秘、ハンティングの醍醐味、そしてアラスカの大自然で生きることへの想いを語ったものです。 ここで語られる狩猟生活は、現在では開発が進むアラスカが、「最後の秘境」と呼ばれた時代の自然と人間の織りなす“最後の物語”の一つとなるでしょう。

目次

[プロローグ]オレは、アラスカの罠猟師(トラッパー)【第1部】オレの狩猟生活1 1年の暮らし、オレの場合2 念願の罠猟師になって3 ハンティングも、これまたスリルだね4 アラスカ中のクマから、指名手配をくってるオレ[コラム]鉄砲を持たなかった、星野道夫さん5 マウンテン・ゴートを追うってのは、ハンティングの醍醐味だね6 アラスカでの事故は、命にかかわるね7 カヌーイスト野田祐介さんとの会話[コラム]野田知佑「伝説のハンターは、日本人だった!」 【第2部】オレが罠猟師になった理由8 アラスカで、罠猟師になるんだ!9 幻のレストラン「クラブ・トーキョー」の人々10 トムは、オレのトラップのお師匠さん11 クリアーの華やかなりし80年代12 アラスカの友だちは、みんな変わり者13 無人地帯に、8か月間一人暮らし14 空に消えた、はかないブッシュ・パイロットたち[コラム]植村直己さんの命を奪ったマッキンレーの風15 動物に対する思いの変化……、あるねぇ[コラム]栗秋正寿「わな猟師との出会い」 

著者略歴

著:伊藤精一
1940年、東京都生まれ。1973年頃、アラスカに移住。デナリ山(旧マッキンリー山)のある、アラスカ内奥部のデナリ郡のクリアーで、全長150~200キロにおよぶ、広大なトラップ・ライン(罠猟場)を、先住民から譲り受け、日本人として唯一の“トラッパー”(罠猟師)となる。以降、30年近くにわたり、罠猟師、ハンター、ハンティング・ガイドとして狩猟生活を送る。「クレイジー・ジャップ」「伝説のハンター」「トラッパー・イトー」などと呼ばれ、現地の男たちからも尊敬を受けている。本書は、生傷絶えない肉体が体験してきた“アラスカ狩猟人生”を語ったものです。

ISBN:9784861827389
出版社:作品社
ページ数:272ページ
価格:2200円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SV