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この1冊でわかる世界経済の新常識 2020

監:熊谷 亮丸
著:大和総研

紙版

内容紹介

世界と日本の政治・経済知識をこの1冊に凝縮!

ヒートアップする米中貿易摩擦、最終局面迎えた英Brexit、消費増税で国内景気減速の懸念は……。激動が止まらない世界経済・日本経済の最新動向を、大和総研のトップ・エコノミストが明快に解説する決定版テキストです。

[緊急分析]米中貿易摩擦はどこに向かうのか? [米国]不確実性が高まる中でのトランポノミクスの行方
[欧州]前途多難なスタート迎えるEU新体制
[中国]「終身化」目指す習政権が抱えるリスクと課題
[新興国]脱グローバリゼーションの中で
[最新トレンド]AI・ビッグデータを活用した新たな経済・金融分析/景気拡大のカギを握る個人消費の行方と消費増税/最低賃金引き上げのインパクト/持続可能な地方創生の姿とは

私たちの日常生活には「世界経済」に関するニュースがあふれていますが、その背景や本質を理解するためには、それなりの知識が必要です。そこで本書では、世界と日本の経済動向を理解する上で必要最低限の知識と最新情報を収録しました。この1冊に目を通しておくだけで、日々の経済ニュースを直感的に認識し、その意味を理解するための「知識ベース」を手に入れることができます。

目次

はじめに

第1章 米中貿易摩擦はどこに向かうのか?
 1.米中貿易摩擦の背景と経緯
 2.米中貿易摩擦の世界経済・日本経済への影響
 3.米中貿易摩擦の鍵となる米国経済の行方
 4.貿易戦争で進む世界貿易の構造変化

第2章 米国経済――不確実性が高まる中でのトランポノミクスの行方
 1.不確実性が高まる米国経済
 2.米国経済の構造変化――中長期的にみた競争力は向上しているか
 3.トランプ大統領再選なるか
 4.転機を迎える米国の金融政策

第3章 欧州経済――前途多難なスタート迎えるEU新体制
 1.長期化する低成長と低インフレ
 2.未知の海域に漕ぎ出すECB
 3.新体制となるEUの次の5年の課題
 4.金融政策と財政政策の関係を改めて考える

第4章 中国経済――「終身化」目指す習政権が抱えるリスクと課題
 1.「外患」は米中摩擦の長期化・深刻化
 2.「内憂」①デレバレッジの棚上げと金融リスクの高まり
 3.「内憂」②内需の減速と後に禍根を残すテコ入れ策
 4.景気の大幅減速回避の政治的背景。死活的に重要な2022年

第5章 新興国――脱グローバリゼーションの中で
 1.脱グローバリゼーション
 2.保護主義と金融緩和の力比べ
 3.米中摩擦をきっかけにアジアの「成長の連鎖」が再開される?
 4.衰えぬポピュリズム

第6章 AI・ビッグデータを活用した新たな経済・金融分析
 1.経済・金融分野でも活用が進むAI・ビッグデータ
 2.AIやビッグデータの活用事例
 3.さらなる活用の前に立ちはだかる「三つの不足問題」
 4.まとめ

第7章 景気拡大のカギを握る個人消費の行方と消費増税
 1.今回の景気拡張期の特徴
 2.節約志向が強まる50代・60代世帯
 3.消費増税後の個人消費の先行き
 4.消費増税はなぜ必要なのか?

第8章 最低賃金引き上げのインパクト
 1.積極的な引き上げが続く最低賃金
 2.日本の最低賃金は国際的に見て低いのか
 3.最低賃金引き上げは経済政策として有効か
 4.経済実態に即した最低賃金の引き上げを

第9章 地方創生――持続可能な地方創生の姿とは
 1.「ひと」も「しごと」も減少する地方の厳しい現実
 2.戦後の地域政策の変遷と「地方創生」の誕生
 3.総合戦略は地方創生の切り札となるか
 4.これからの地方創生のあり方

著者略歴

監:熊谷 亮丸
大和総研常務取締役 調査本部副本部長 チーフエコノミスト 研究・専門分野は経済調査、金融調査全般。1989年東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現みす?ほ銀行)入行。同行調査部なと?を経て、2007年大和総研入社。2010年同社・チーフエコノミスト。2014年同社・執行役員チーフエコノミスト。2018年より現職。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(旧興銀より国内留学)。ハーハ?ート?大学経営大学院AMP(上級マネシ?メントフ?ロク?ラム)修了。経済同友会 幹事、経済情勢調査会委員長。各種アナリストランキンク?て?、エコノミスト、為替アナリストとして、合計7回、1位を獲得。著書は『トランプ政権で日本経済はこうなる』(共著、日本経済新聞出版社)など多数。テレビ東京系列「WBS(ワールドビジネスサテライト)」コメンテーターとしても活躍中。

ISBN:9784822288518
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:264ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ