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健康双書

ホリスティック医学入門

著:降矢 英成

紙版

内容紹介

最近、慢性症状に悩む人が増えています。しかしが慢性症状を病院で診てもらっても、診断がつかなかったり、診断がついて治療をしてもなかなか改善しなかったりする場合も多いのです。そのような場合、ホリスティック医学の視点から診断・治療を進めると、症状が改善していくことがあります。本書は、「さまざまな慢性症状に応じて、ホリスティック医学の方法で、どのように診断・治療を進め、症状を改善たせたか」を、まず冒頭の第1章で8つの事例を取り上げて描き、症状が改善する理由を、それ以下の章で述べていきます。

目次

第1章 ホリスティック医学で慢性症状を改善した事例
【ケース①】生真面目すぎて自律神経失調症、うつ状態になったAさん(55歳、女性)
【ケース②】有能で過労のため会社で倒れたBさん(33歳、女性)
【ケース③】繊細で虚弱な男性のため苦労していたCさん(35歳、男性)
【ケース④】故郷を離れなければならず、うつ傾向になったDさん(40歳、女性)
【ケース⑤】発汗・自律神経失調症が強い更年期障害のEさん(50歳、女性)
【ケース⑥】慢性腎臓障害と強迫神経症のFさん(45歳、女性
【ケース⑦】対人トラウマで出勤できなくなったGさん(35歳、男性)
【ケース⑧】統合失調症傾向にいたった聴覚過敏のHさん(44歳、女性)

第2章 ホリスティック医学の慢性症状との付き合い方
1、ホリスティックな治療の手順
2、病になるとはどういうことか
3、自己治癒のしくみ
4、薬の本当の役割
5、現代医学では見えないものがホリスティック医学ではどうして見えるのか

第3章 自己治癒力を引き出すさまざまな方法
1、「ボディ―マインド―スピリット―シャドー」の視点から
2、植物療法
3、ソマティック心理療法   
4、エネルギー療法

第4章 ホリスティック医学と出会うには
1、患者自身が「ホリスティックな治療観」を持ち、「医師と協力関係」をつくる
2、ホリスティックな視点の医師と出会うには

第5章 「症状と出会う」ことから「全体的(ホリスティック)な視点」へ
1、「ホーリズム」(合わせてアドラーの全体論・共同体感覚)
2、統合(インテグラル)理論
3、「メタ・ヘルス」という知見
4、量子生物学
5、無分別智医療

付録 日本ホリスティック医学関係の機関一覧

著者略歴

著:降矢 英成
1959年生まれ、東京都出身。東京医科大学卒業。LCCストレス医学研究所心療内科、帯津三敬病院などを経て、人間を身体だけでなく、body-mind-spiritの視点からとらえる「ホリスティック医学」を理念とするホリスティック医療の実践の場として1997年赤坂溜池クリニックを開設。

ISBN:9784540181504
出版社:農山漁村文化協会
判型:A5
ページ数:196ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ