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日経プレミアシリーズ

リブラの野望 破壊者か変革者か

著:藤井 彰夫
著:西村 博之

紙版

内容紹介

◆リブラ登場、デジタル人民元構想。金融を舞台に、大いなる野望が動き出す。

◆米フェイスブックが発行を目指すデジタル通貨リブラ(Libra)。構想が発表されるやいなや、期待と共に、政府・中央銀行の警戒感が噴出。関係者はこぞって、事業計画が書かれたホワイトペーパーを読み込み、次の展開を探っている。また、中国など各国がデジタル通貨実装化に向け動き出す。仮想通貨バブルとは違うマネー経済のダイナミックな変化が起きている。

◆デジタル通貨とは何なのか?ビットコインやその他の決済サービスと何が同じで何が違うのか?金融当局や競争法の関係者は、リブラを極度に警戒つつ、実装化の研究を進めるのか?本書では、世界の動向を盛り込みながら、デジタル通貨の本質をあぶり出し、インパクト、当事者たちの最新動向を伝える。

◆金融、国際経済に精通した日経の専門記者がタッグを組んで執筆。最新動向まで盛り込んで刊行する。ノーベル経済学賞学者のスティグリッツ教授や、貨幣論の第一人者岩井克人教授らのインタビューも掲載。

目次

第1章 シミュレーション:2030年のリブラ

第2章 リブラの衝撃

第3章 リブラの概要 ホワイトペーパー解説

第4章 ビジネスとしてのリブラ フェイスブックは何を得るのか

第5章 リブラにどう向き合うか 浮上した規制の論点

第6章 新たな通貨覇権競争

第7章 デジタル通貨の歴史

第8章 日本はどう立ち向かうか

著者略歴

著:藤井 彰夫
日本経済新聞社論説委員会上級論説委員兼編集委員
1985年 早稲田大学政治経済学部卒、同年日本経済新聞社入社。経済企画庁、日銀、大蔵省などを担当し、マクロ経済・金融・財政を取材。87-91年 ニューヨーク米州総局、98-01年 ワシントン支局駐在。経済部デスク、経済部編集委員兼論説委員、欧州総局編集委員、ワシントン支局長、Nikkei Asian Review編集長などを経て現職。
著:西村 博之
日本経済新聞社編集委員兼論説委員
1992年、日本経済新聞社入社。主に東京経済部で官庁や銀行を長く担当し金融庁、経産省、日銀の各クラブでキャップ。2010年に渡米し、ニューヨークで記者・編集委員として米経済と金融を取材。経済部次長、Nikkei Asian Review統括エディターを経て現職。

ISBN:9784532264161
出版社:日本経済新聞出版社
判型:新書
ページ数:280ページ
定価:850円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF