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かかりつけ医のための便秘・便失禁診療Q&A 【電子版付】

編著:中島 淳
編著:前田 耕太郎

紙版

内容紹介

◆便秘の有訴者は約450万人と推定されているものの、治療を受けているのは約17万人。また便失禁は500万人と推定されおり、人知れず悩んでいる患者さんがたくさんいます。
◆両疾患のガイドラインをふまえつつ、診断〜治療の知識を1冊にまとめました。
◆Q&A形式で平易に解説。
◆便秘も便失禁もここ数年で治療選択肢が増えているので、知識のアップデートにお役立て下さい。

目次

■便秘編
Q1 便秘の定義は?
Q2 慢性便秘症の分類は?
Q3 慢性便秘症の診断基準は?
Q4 わが国における慢性便秘症の有病率は?加齢による影響は?
Q5 慢性便秘症の警告症状、危険因子、原因となる薬剤、基礎疾患は?
Q6 慢性便秘症と心理的異常の関係は?
Q7 慢性便秘症の長期予後は?(大腸癌の発生リスクを中心に)
Q8 慢性便秘症の病態はどのようなものか?
Q9 慢性便秘症によくみられる併存疾患は?
Q10 便秘型IBSと機能性便秘の違いは?
Q11 患者が「便秘」症状を訴えたとき、どのようなことを聞いたらよいのか?
Q12 身体検査や通常検査はどう進めるか?
Q13 慢性便秘症患者のQOLはどのように測定するか?
Q14 慢性便秘症の初期診療はどのように進めればよいのか?
Q15 慢性便秘症の初期診療の目標は、どこに置くのか?
Q16 慢性便秘症の内服治療薬の特徴と使い方は?
Q17 低い処方継続率を向上させるためにはどうすればよいか?
Q18 新規便秘治療薬のエビデンスと使い分けは?
Q19 慢性便秘症に浣腸、坐剤、摘便は有効か?
Q20 慢性便秘症にバイオフィードバック療法は有効か?
Q21 慢性便秘症に精神・心理療法は有効か?
Q22 慢性便秘症における生活習慣の改善は有効か?
Q23 食事・栄養指導はどのようにすればよいのか? プロバイオティクスは有効か?
Q24 難治性便秘の症状と原因は?
Q25 専門医に紹介するタイミングはどう判断するのか?
Q26 専門施設はどうやって探したらよいのか?
Q27 慢性便秘症の専門的診療は、どのように進められるのか?
Q28 専門的機能検査にはどのようなものがあり、何を評価するのか?
Q29 オピオイド誘発性便秘のメカニズムと治療法は?
Q30 外科治療の適応と治療法は?
Q31 在宅患者、高齢者の生理機能を鑑みた診療のポイントは?
Q32 認知症、フレイルの慢性便秘症にどう対応すればよいのか?
Q33 小児の慢性便秘症・便失禁にどう対応すればよいのか?
Q34 妊婦の便秘症にどう対応すればよいのか?

■便失禁編
Q1 どのような症状が出たら便失禁を疑い治療するか?便失禁の定義は?
Q2 実際に便失禁はどの程度の頻度で、どのような人に起こっているのか?
Q3 便失禁に関連する疾患や病態、原因、発症のリスク因子は何か?
Q4 便失禁は、どのような手順で診断、治療を行うのか?
Q5 便失禁の問診では、どのようなことを聞いたらよいのか?
Q6 便失禁の程度や重症度はどのように評価するのか?
Q7 便失禁患者の診察・検査のポイントは何か?
Q8 便失禁の臨床的初期評価で気をつけなければいけないポイントは何か?
Q9 失禁の初期保温的療法選択のコツは?
Q10 便失禁の初期診療の目標は、どこに置くのか?
Q11 便失禁の薬物療法では、何を使用し、何に気をつけるのか?
Q12 便失禁の生活・排便習慣指導では、どういうことを指導するのか?
Q13 便失禁の食事指導では、どういう指導を行うか?
Q14 失禁に良いとされる骨盤底筋訓練とはどういうものか?
Q15 便失禁に対するバイオフィードバックとはどういうものか?またその効果は?
Q16 便失禁に関連して起こるスキントラブルとその対処法は?
Q17 便失禁関連のスキントラブルに予防法はあるのか?
Q18 便失禁ケア用品には、どのようなものがあるか?
Q19 出産後の便失禁に対して、どう対応すればよいか?
Q20 便失禁の初期保存的治療法は、どの程度継続し、効果を判定するのか?
Q21 便失禁患者を専門施設に紹介するタイミングや時期はどう判断するのか?
Q22 専門施設はどうやって探したらよいのか?
Q23 便失禁の専門的診療は、どのような手順で行われるのか?
Q24 専門的検査にはどのようなものがあり、何を評価するのか
Q25 挿入型肛門失禁装具とは、どのようなものか? どのようなときに使用するのか?
Q26 経肛門的洗腸療法とは、どのようなものか? どのような患者に使用するか?
Q27 専門的外科治療には、どのような治療法があるのか?
Q28 専門的外科治療は、どう選択するのか?
Q29 新しい仙骨神経刺激療法とは、どのような治療法なのか?
Q30 直腸癌術後の便失禁には、どう対応すればよいのか
Q31 脊損患者の便失禁の実態は?対応はどうすればよいか?
Q32 認知症・フレイル・寝たきり高齢者にどう対応すればよいのか?
Q33 便失禁と尿失禁の関連はあるのか?
Q34 便失禁患者に対するチーム医療はどう行うのか?
Q35 便失禁患者に対する精神的サポートはどう行うのか?

著者略歴

編著:中島 淳
横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教授
編著:前田 耕太郎
藤田医科大学病院国際医療センターセンター長・教授

付属物

無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

ISBN:9784784948482
出版社:日本医事新報社
判型:B5
ページ数:272ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ