内容紹介
幕府の重鎮・水野忠邦が張り巡らせた謀略により、故郷を追われようとしている荘内藩の者たち。
物心つく前に親元から攫われたため、故郷を知らない鬼市は、彼らに喪失の痛みを重ね、非道な老中への怒りを燃やす。
撤回を求めて江戸に来た越訴衆への協力を試みる中、裏伊賀で地獄の日々を共にしたあの女が刺客となって現れる!
大人気シリーズ第三巻!
著者略歴
著:倉阪 鬼一郎
1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビューし、幻想小説、ミステリー、ホラーなど多岐にわたる分野の作品を次々に発表する。近年は時代小説に力を入れ、人情ゆたかな世界を描き続けている。「小料理のどか屋 人情帖」(二見時代小説文庫)「南蛮おたね夢料理」(光文社文庫)「大江戸秘脚便」(講談社文庫)「裏・町奉行闇仕置」「人情料理わん屋」など各シリーズがある。
ISBN:9784065178102
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:304ページ
。定価:700円(本体)
。発行年月日:2019年11月
。発売日:2019年11月13日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。