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米中激突 恐慌 板挟みで絞め殺される日本

著:副島 隆彦

紙版

内容紹介

2018年から続く米中貿易戦争。アメリカと中国、双方が「制裁」と「報復」措置を発表するたびに、世界の金融市場に打撃を与え続けている。
例えば8月1日、トランプ大統領が「9月1日から中国に対して3,000億ドルの追加関税を発動する」とツイートした直後、NYダウは8月5日にかけて865.68ドルも暴落。
日経平均も820円安で20,500円台にまで下落した。まさに米中の激突が誘発する金融恐慌である。
この貿易戦争は、途中からファーウェイ(華為技術)の5G技術をめぐるITハイテク戦争に姿を変えた。アップルをはじめ、スマホ製造の大部分を中国に存する米IT企業は頭を抱えた。それでも米国の対中国強硬派は手を緩めない。なぜなのか? 実は、米中貿易戦争は、金融戦争だったのだ。
――著者の冴えわたる洞察が、政府間激突の正体を見破った。カギを握るのはアリババ(阿里巴巴集団)とテンセント(騰訊控股)である。本書ではフィンテックの進化とともに進む文明の転換を、余すところなくときあかす。
そして本書刊行直前に、著者はヨーロッパから衝撃的情報を入手した。ドイツ銀行が破綻する。第二の“リーマン・ショック"の始まりである。

ISBN:9784396617035
出版社:祥伝社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCL