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講談社現代新書

年金「最終警告」

著:島澤 諭

紙版

内容紹介

日本中に激震が走った「老後は2000万円が必要」という金融庁の報告書は、残念ながら全くの現実である。
そして若者や現役世代を中心に年金制度そのものに不信感が募っている。
年金の支払額に世代間格差があるのは現前たる事実であり、その財源も20年から30年後には枯渇することが予測されている。
賦課方式である現在の年金制度はネズミ講と同じ仕組みであり、若者が高齢者を助けるものだが、少子高齢化により、若者の負担は増えるばかりである。
年金制度の大幅な見直しが求められている。
本書はその改革への提言の書である。

[内容と構成]
序章 厚生労働省の「不都合な真実」
第一章 年金はいくら貰える
第二章 なぜ年金制度は危機的状況を迎えたのか
第三章 「年金は破綻する」を検証する
第四章 世代間格差を拒絶する厚生労働省
第五章 年金を立て直して豊かな老後を取り戻そう

著者略歴

著:島澤 諭
1970年富山県魚津市に生まれる。専門は経済政策論、財政学、マクロ経済学。1994年東京大学経済学部卒業後、経済企画庁(現内閣府)入庁。2002年秋田経済法科大学経済学部専任講師、2004年秋田大学教育文化学部准教授を経て、現在中部圏社会経済研究所研究部長。著書に『世代会計入門―世代間格差の問題から見る日本経済論』(日本評論社)、『シルバー民主主義の政治経済学―世代間対立克服への戦略』(日本経済新聞出版社)、共著に『孫は祖父より1億円損をする』(朝日新書)等がある。

ISBN:9784065177181
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS