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福音館創作童話シリーズ

菜の子ちゃんとマジムンの森

日本全国ふしぎ案内 4

著:富安 陽子
絵:蒲原 元

紙版

内容紹介

シリーズ四作目の舞台は沖縄本島北部の山原(やんばる)。海辺に建つ小学校に現れた菜の子ちゃんは、四年生のユージとともに、マジムン(妖怪)のブナガヤが落としていったサンニンの葉っぱを拾って届けます。今夜は「マジムン月」の満月の夜。森のキーヌシー(木の精)たちが、百年に一度、この満月の下でいっせいに卵を産むのです。その前に海の門を開けるのが自分の役目だというブナガヤ。葉っぱは、そのための大切な鍵でした――。

著者略歴

著:富安 陽子
富安陽子 1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた。デビュー以来、子どもたちに愛される数多くの作品を次々と発表し、精力的に執筆活動をつづけている。おもな作品に『やまんば山のモッコたち』(福音館書店)、『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)、『絵物語 古事記』(偕成社)ほか、菜の子先生や菜の子ちゃんが登場する「ふしぎ案内」シリーズ(福音館書店)や、絵も手がけた幼年童話「サラとピンキー」シリーズ(講談社)など多数のシリーズ作品がある。絵本の文の仕事には「やまんばのむすめ まゆのおはなし」「オニのサラリーマン」シリーズ(以上福音館書店)など。ほかにエッセイ集『さいでっか見聞録』『童話作家のおかしな毎日』(以上偕成社)などがある。現在、大阪府在住。
絵:蒲原 元
蒲原 元 1975年生まれ。1995年から7年間フランスに滞在。ナント県立美術大学、ポールロワイヤル美術学校に学ぶかたわら、各地で個展を開催。帰国してからは、イラスト、ライブペイント、壁画、アニメーション、イベント演出など、多方面で活動をしている。NPO法人あい・ぽーとステーションアートディレクター。挿絵の仕事に、『冬の龍』(福音館書店)、『クラウディア最後の手紙』(メディアファクトリー)、『「人生案内 」孫は来てよし、帰ってよし』(東京堂出版)、『おひさまのようなママでいて』(幻冬舎)などがある。現在、神奈川県在住。

ISBN:9784834085068
出版社:福音館書店
判型:196x155mm
ページ数:144ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ