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日本の食文化 6 完結

菓子と果物

編:関沢 まゆみ

紙版

内容紹介

砂糖が普及する以前、甘い食物は貴重だった。古代から食されてきた栗・柿・みかん、年中行事と関わる饅頭・汁粉・柏餅、庶民に親しまれた飴、贈答品の和菓子、文明開化後の洋菓子など、人を惹きつける甘味の文化を描く。

目次

総論 甘味の魅力と食の文化…関沢まゆみ/栗とトチ・どんぐり―木の実の食法…松山利夫(食品としての木の実/栗―古くからのスイーツ/穀物の不足を補ったトチとどんぐり/トチとどんぐりの採集/トチとどんぐりの食法/韓国のどんぐり食品ムッ/木の実食の現在)/柿―甘味の確保…今井敬潤(カキの栽培と利用の歴史/カキの果実の利用とその歴史/カキの果実の特徴的な利用/民俗儀礼とカキ―正月行事の「歯固め」におけるカキ)以下細目略/みかん―不老不死の果物…藤井弘章/飴―甘味と薬用…牛嶋英俊/饅頭と汁粉・善哉―小豆と餡…小川直之/羊羹・蒸菓子・干菓子―菓子の彩り…青木直己/粽と柏餅―葉包み食の伝承…服部比呂美/カステラと菓子パン―オーブンで焼く菓子…関沢まゆみ

著者略歴

編:関沢 まゆみ
1964年、栃木県生まれ。1988年、筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、博士(文学) ※2019年10月現在
【主要編著書】『隠居と定年』(臨川書店、2003年)、『宮座と墓制の歴史民俗』(吉川弘文館、2005年)、『現代「女の一生」』(NHKブックス、2008年)、『民俗小事典 食』(共編著、吉川弘文館、2013年)

ISBN:9784642068413
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:254ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年10月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC