徳川日本の洋学者たち
著:下山 純正
紙版
内容紹介
美作国津山(岡山県津山市)という中国地方の山間部にいながらも、精力的に西洋の学問・技術を学び、国内各地へ伝播させていった男たちの姿を通して、日本洋学の夜明け、近代化への道程を描いた歴史ノンフィクション。
目次
第Ⅰ部 日本の洋学と津山の洋学
第一章 『解体新書』と宇田川玄随・玄真
第二章 宇田川榕菴と科学・珈琲・アコーディオン・カルタ
第三章 津山人箕作阮甫こそ日本人文社会学の祖
第四章 箕作阮甫の弟子と子孫たちの活躍
第五章 箕作家に続け!
第Ⅱ部 津山・美作の洋学発掘記
第六章 杉田玄白・シーボルトの門人たち
第七章 京都や江戸・長崎・華岡塾で学んだ医師たち
第八章 津山と種痘
第九章 最後の津山藩医たち
第十章 浜田藩医能勢家の人々
第Ⅲ部 洋学浪漫――津山洋学資料館の収蔵資料を中心に