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信長の経済戦略 国盗りも天下統一もカネ次第

著:大村 大次郎

紙版

内容紹介

戦国時代に勢力を急成長させて室町幕府を亡ぼし、
天下統一の夢をつかみかけていた織田信長。

100年を超える戦乱の世で信長ほどの勢いで勢力を拡大し、
京都に上って天下に覇を唱えた武将は、他にいない。
なぜ、信長だけができたのか?

その答えは、信長の経済力が群を抜いていたことにある。
「大減税政策」などで2500%もの経済成長を果たした背景には、
現代にも通じる天下人の錬金術があった!

・領地より港を優先して実利を得る
 →港を持たない武田信玄は経済封鎖されたら終わり
・既得利権を廃して競争市場を導入
 →居城が要害の地にあった毛利元就では国が繁栄しない
・官職を蹴って金融改革に乗り出す
 →肩書を求めていた上杉謙信に天下を狙う野心なし

戦国時代こそ兵力よりもマネーパワー。
元国税調査官の著者が「信長のマネー」にガサ入れ!
従来の歴史観を「経済の覇王・信長」が変える!

第1章 信長の強さの秘密は「軍事力」ではなく「経済力」にある
・諸大名に先駆けて「兵農分離」を進められた秘密とは?
・なぜ「楽市楽座」では無税と自由競争を保証できたのか?
・キリシタン大名でも入手できない大砲をどこで買ったのか?

第2章 信長の革新的な成長戦略は「城」を見ればわかる!
・4度も居城を替えた戦国武将は信長だけ!
・城下町を急成長させたメインストリートの秘密
・安土城をレジャーパーク化して庶民からカネ集め

第3章 ほかの戦国大名は「天下統一」など目指さなかった
・経済オンチの武田信玄に天下統一など不可能
・毛利元就は足場固めと幕府への献金には熱心だった
・旧来の肩書が欲しくて仕方なかった上杉謙信

第4章 日本の「金融制度の基礎」をつくったのは信長だった
・日本で初めて金と銀を貨幣制度の中心にして流通させた
・中間搾取を廃した大減税で庶民を大優遇する人たらしぶり
・関所を廃止して流通を活性化した結果…商売大繁盛!

第5章 幻の「王政復古計画」が旧来のシステムに砕かれた!
・信長は将軍ではなく太政大臣になっていた?
・武家政権ではなく中央政権の国家計画を狙っていた
・明智光秀が謀反を起こした「信長の土地改革」とは?

目次

第1章 信長の強さの秘密は「軍事力」ではなく「経済力」にある
・諸大名に先駆けて「兵農分離」を進められた秘密とは?
・なぜ「楽市楽座」では無税と自由競争を保証できたのか?
・キリシタン大名でも入手できない大砲をどこで買ったのか?

第2章 信長の革新的な成長戦略は「城」を見ればわかる!
・4度も居城を替えた戦国武将は信長だけ!
・城下町を急成長させたメインストリートの秘密
・安土城をレジャーパーク化して庶民からカネ集め

第3章 ほかの戦国大名は「天下統一」など目指さなかった
・経済オンチの武田信玄に天下統一など不可能
・毛利元就は足場固めと幕府への献金には熱心だった
・旧来の肩書が欲しくて仕方なかった上杉謙信

第4章 日本の「金融制度の基礎」をつくったのは信長だった
・日本で初めて金と銀を貨幣制度の中心にして流通させた
・中間搾取を廃した大減税で庶民を大優遇する人たらしぶり
・関所を廃止して流通を活性化した結果…商売大繁盛!

第5章 幻の「王政復古計画」が旧来のシステムに砕かれた!
・信長は将軍ではなく太政大臣になっていた?
・武家政権ではなく中央政権の国家計画を狙っていた
・明智光秀が謀反を起こした「信長の土地改革」とは?

著者略歴

著:大村 大次郎
元国税調査官。国税局に10年間、主に法人税担当調査官として勤務。退職後、ビジネス関連を中心としたフリーライターとなる。
単行本執筆、雑誌寄稿、ラジオ出演、『マルサ!!』(フジテレビ)や、『ナサケの女』(テレビ朝日)の監修等で活躍している。
ベストセラーとなった『あらゆる領収書は経費で落とせる』(中央公論新社)をはじめ、税金・会計関連の著書多数。歴史関連での主な著書に『お金の流れでわかる世界の歴史』『お金の流れで読む日本の歴史』(以上、KADOKAWA)など。学生のころよりお金や経済の歴史を研究し、別ペンネームでこれまでに30冊を越える著作を発表している。

ISBN:9784798059921
出版社:秀和システム
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年09月
発売日:2019年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB