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廉太郎ノオト

著:谷津 矢車

紙版

内容紹介

廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった――

最愛の姉の死、厳格な父との対立、東京音楽学校での厳しい競争、孤高の天才少女との出会い、旋律を奏でることをためらう右手の秘密。

若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら、数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが……。「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。

時代小説家最注目の俊英が、ついに新境地・明治へ!

著者略歴

著:谷津 矢車
谷津矢車
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2作目の『蔦屋』では、「この時代小説がすごい! 2015年版」にて第7位。その他の著作に『三人孫市』(中央公論新社)、『曽呂利』(実業之日本社)、『おもちゃ絵芳藤』(文藝春秋、第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞)、『某には策があり申す』(角川春樹事務所)、『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)などがある。

ISBN:9784120052316
出版社:中央公論新社
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1750円(本体)
発行年月日:2019年09月
発売日:2019年09月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ