歌舞伎さんぽ
著:小田 豊二
絵:タムラ フキコ
内容紹介
歌舞伎人気演目の魅力を存分に伝える生き生きとした文章とファンタスティックなイラスト、いまに残るゆかりの地へのいざない……。
赤穂浪士、討入りの足跡をたどるもよし、お岩さんの無念に思いを馳せるもよし、ぶらり旅する日本の伝統芸能! 読んでから芝居に接すれば楽しさ倍増、舞台となった旧跡を訪ねて歴史を体感――観劇にも街歩きにも欠かせない、充実のガイドブック。
目次
はじめに
第一章 歌舞伎の旅に出よう
名作の舞台 その一 与話情浮名横櫛《切られ与三》
名作の舞台 その二 仮名手本忠臣蔵 三段目 足利館殿中松の間刃傷の場
名作の舞台 その三 仮名手本忠臣蔵 戸塚山中の場 道行旅路の花婿
名作の舞台 その四 仮名手本忠臣蔵 四段目 扇ケ谷塩冶館切腹の場
名作の舞台 その五 仮名手本忠臣蔵 十一段目 師直館表門討入の場
名作の舞台 その六 青砥稿花紅彩画《白浪五人男》
名作の舞台 その七 東海道四谷怪談《四谷怪談》
名作の舞台 その八 助六由縁江戸桜《助六》
名作の舞台 その九 幡随長兵衛精進俎板《鈴ケ森》
名作の舞台 その十 其往昔恋江戸染《八百屋お七》
名作の舞台 その十一 一本刀土俵入
名作の舞台 その十二 暫
名作の舞台 その十三 春興鏡獅子《鏡獅子》
名作の舞台 その十四 三人吉三廓初買《三人吉三》
名作の舞台 その十五 梅雨小袖昔八丈《髪結新三》
名作の舞台 その十六 怪異談牡丹燈籠《牡丹燈籠》
名作の舞台 その十七 義経千本桜 四段目 道行初音旅
名作の舞台 その十八 伽羅先代萩《先代萩》 御殿の場
※各演目にそれぞれコラム「もっと知れば面白い!」「歌舞伎さんぽガイド」が付きます!
第二章 歌舞伎に見る江戸吉原の旅
吉原の歴史
歌舞伎の中の遊女たち
ときめく吉原への道
四つの吉原への道
揚巻の面影を求めて、吉原の「いま」を歩く
第三章 江戸~東京・歌舞伎ワンダーウォーク