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岩波新書 新赤版1792

短篇小説講義 増補版

著:筒井 康隆

紙版

内容紹介

「短篇小説を書こうとする者は、自分の中に浸みこんでいる古臭い、常識的な作法をむしろ意識して捨てなければならない」。その言葉どおりに数かずの話題作を生み出してきた作家が、ディケンズら先駆者の名作を読み解き、黎明期の短篇に宿る形式と技法の極意を探る。自身の小説で試みた実験的手法も新たに解説する増補版。

目次

1 短篇小説の現況
2 ディケンズ「ジョージ・シルヴァーマンの釈明」
3 ホフマン「隅の窓」
4 アンブロウズ・ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」
5 マーク・トウェイン「頭突き羊の物語」
6 ゴーリキー「二十六人の男と一人の少女」
7 トオマス・マン「幻滅」
8 サマセット・モームの短篇小説観
9 新たな短篇小説に向けて
10 ローソン「爆弾犬」
11 筒井康隆「繁栄の昭和」

あとがき
増補版 あとがき

ISBN:9784004317920
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2019年08月
発売日:2019年08月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA