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平和研究 52号

平和教育といのち

編:日本平和学会

紙版

内容紹介

いのちの声を聴くことからの再出発――。
戦後日本の平和教育論は、戦争の悲惨さを伝える方法の限界にぶつかり、その内容や方法の工夫を広げてきた。しかし今改めて、いのちの声をどう聴くか、その見方を深め、戦争で犠牲に声を聴く営みの意義を再考する。

目次

巻頭言
いのちの胎動をとらえる学び  阿知良洋平

●依頼論文
1 米国の核言説と被ばくの不可視化
  核大国とはヒバク国  田井中雅人
2 ヘイトスピーチをめぐり対話を深める日本・在日・韓国の高校生
  地域に根差した平和学習交流20年  小田切督剛
3 体験的沖縄戦後史
  生徒共に占領下の理不尽に抗したころ  平良宗潤

●特  集
平和教育プロジェクト委員会  委員長 高部優子(23期)暉峻僚三(22期)・奥本京子(21期)
平和教育分科会活動報告  杉田明宏

●投稿論文
4 政策効果論なき政策論争を超える道
  自衛隊と集団安全保障をめぐる潜在的論点  中村長史
5 人道支援の政治化の抑止
  国連ソマリア支援ミッションを事例に  新沼 剛
6 トルコへの原発輸出に対する反対派の反応
  反原発運動参加者への聞き取り調査から  森山拓也

●書  評
「大学教育」が拓く平和の学びの未来  吉田直子
  「特集 大学の平和教育」日本科学者会議編『日本の科学者』2018年1月号

日本平和学会の研究会活動  日本平和学会事務局
SUMMARY
編集後記
日本平和学会設立趣意書
日本平和学会第23期役員
日本平和学会会則

ISBN:9784657190178
出版社:早稲田大学出版部
判型:A5
ページ数:190ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2019年08月
発売日:2019年08月24日