実験医学
実験医学 2019年9月号
企画・原案:荒瀬 尚
内容紹介
免疫学的な自己を規定する分子HLA.免疫系の疾患のみならず様々な生活習慣病のリスク因子と関与していることも明らかに.HLAの基礎から研究の歴史,さらにHLAから見えてきた疾患発症機構までお届けします.
目次
<特集>HLAと疾患感受性〜自己免疫・アレルギー疾患やがんにおける“自己”の役割
企画/荒瀬 尚
概論―HLAの新展開
造血幹細胞移植におけるHLAの役割と新たな展開
NGSを利用したHLAゲノム・遺伝子解析への新たな展望
遺伝統計解析によるHLA遺伝子の疾患発症メカニズムの解明
HLAクラスⅡの安定性測定によるペプチド結合能の評価
HLAクラスⅡ分子によるネオ・セルフの生成と自己免疫疾患
ネオ抗原を標的とする新たながん免疫療法
<いま知りたい!!>
厳選!ラボ活性化ツール〜Slack,appear.in,Google Drive,esa,GitHub
著/尾崎 遼
<連載>
カレントトピックス
心臓再生能力と甲状腺ホルモン依存的な内温性獲得のトレードオフ機構
細胞接着構造が司る微小管とアクチン細胞骨格のクロストーク
ヒト疾患におけるマイクロRNAの機能獲得型変異の発見
視床下部におけるレプチン応答ゲノム・エピゲノム解析
乳がん細胞の増殖と薬剤耐性に重要なアミノ酸トランスポーターSLC7A5
News & Hot Paper Digest
脳の神経芽細胞が前立腺がんの増殖を促進する!?
第二の生体の窓を利用した光シート顕微鏡の新展開
タンパク質計算設計が医学に応用される時代
留学フェローシップを取る! 〜HFSP,JSPS,欧米の代表的フェローシップ比較
クローズアップ実験法
脂質二重膜に結合するペプチドを利用したエクソソーム精製法
イメージングデータ解析よろず相談所
大量画像解析のための自動化手法・応用編
Conference & Workshop “開催しました”
分野を越え,がんのあらゆる課題を共有・解決していく 〜新たなプロジェクトCancerX Summit 2019を運営して
ブレークスルーを狙うバイオテクノロジー
進化生物学に触発されたバイオテクノロジー1
ラボレポート―独立編―
病理医の研究留学記 〜Department of pathology, Memorial Sloan Kettering Cancer Center
Opinion-研究の現場から
若手研究者が学際的研究を行うために
バイオでパズる!
バラバラアルファベット
ISBN:9784758125239
。出版社:羊土社
。判型:B5
。ページ数:147ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2019年08月
。発売日:2019年08月22日。