戦国 忍びの作法
監:山田 雄司
紙版
内容紹介
現代でも多くの人に親しまれている忍者だが、基本的には尾ひれがついたものばかり。戦国時代のリアルな忍者は、丸型の手裏剣なんてほとんど打たないし、水の上を歩くことなんてこともできない。ただ、変幻自在に姿を変え、どこにでも忍び込み、主君から命じられた任務を確実に遂行。世の中を変えてしまうほどの大きなことを成し遂げたにもかかわらず、決して痕跡を残さない。虚像の忍者のような派手さはないが、かっこいい存在であったことは確か。忍者は当時の「情報産業」であり、そこには当時の最先端の「科学技術」が集約されている。本書は彼らが持っていた智恵や技をひとつひとつイラストを用いて紐解いていく。
目次
一章 暮らしの作法/忍びの日常・忍びの修行
二章 忍術の作法/忍術の基本・遁走術・幻術、呪文、呪術・その他の忍術
三章 忍具の作法/忍びの身なり・仕込み武器、隠し武器・火器、水器、開器、登器
四章 仕事の作法/忍びの掟・忍びの事前工作・忍びの破壊工作・忍びのホウレンソウ