カロートの中
佐藤武詩集
著:佐藤 武
紙版
内容紹介
北海道を代表する画家・佐藤武が、絵画同様に表現を追求する詩をまとめた詩集。
空白の領域から、深い精神的な糧の中から言葉となり生まれてくる作品には、
作家としての真実を探し求める姿勢があらわれている。
目次
暮れ行く大地
陽は沈む
土に還るとき
孤独
泡沫
死者の呟き
鈴虫
波濤
貌に纏わる話
蚯蚓の呟き
カロートの中
虫けら
墓石の中
終焉
添い寝
秋の海原
空しい日々
さだめ
海
愛しき人
故郷
語りかける絵
絵が腐る
雪降るころ
時空を越えるとき
虚無
路
春
東風
道
死(一)
死(二)
夕暮れ
見捨てられた墓
老いる
皺
緑陰の果て
蜉蝣
冬の日
秋日
春がやってきた
蜘蛛の食卓
死者の巡礼
生きたや、死にたや
灰となり
難破船
暮れ逝く水辺
霊園
あとがき
略年譜