文春文庫 に-3-55
座席急行「津軽」殺人事件 十津川警部クラシックス
著:西村 京太郎
紙版
内容紹介
〈雪国から来た列車のなかで、犯人は誰を殺したのか?〉
上野に到着した青森発上り急行「津軽」の車内で絞殺死体が見つかった。保険証から判明した身元は「赤木喜一」。しかし、郷里の湯沢を発ったのは9日前で、慌てて駆けつけた妻は、「主人ではない」と証言。赤木本人はどこに消えたのか、そして犯人は誰を殺したのか――。
かつて東北と東京を結び、「出世列車」「出稼ぎ列車」と呼ばれて親しまれた急行「津軽」。いまはなき追憶の列車が蘇る新装版。