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高齢者のがん薬物療法ガイドライン

編:日本臨床腫瘍学会
編:日本癌治療学会

紙版

内容紹介

日本臨床腫瘍学会および日本癌治療学会の共同編集によるガイドライン.がんの薬物療法は,抗がん薬の増加,治療レジメンや支持療法の進歩等により飛躍的な発展を遂げているが,急速に増えている高齢がん患者においては,QOLや認知機能の低下,合併症や副作用の頻度増加など,特有の問題があり,かつ個人差も大きいため,標準治療は確立されていない.本ガイドラインは,今後ますます重要性を増す高齢がん患者に対する薬物療法について,基本的な診療指針を示すものとなる.

目次

【内容目次】
はじめに
総論
 CQ1 高齢がん患者において,高齢者機能評価の実施は,がん薬物療法の適応を判断する方法として推奨されるか?
造血器
 CQ2 高齢者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療方針の判断に高齢者機能評価は有用か?
 CQ3 80才以上の高齢者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対してアントラサイクリン系薬剤を含む薬物療法は推奨されるか?
消化管
 CQ4 高齢者では切除不能進行再発胃がんに対して,経口フッ化ピリミジン製剤とシスプラチンまたはオキサリプラチンの併用は推奨されるか?
 CQ5 結腸がん術後(R0切除,ステージIII)の70才以上の高齢者に対して,術後補助化学療法を行うことは推奨されるか?行うことが推奨されるとすれば,どのような治療が推奨されるか?
 CQ6 切除不能進行再発大腸がんの高齢者の初回化学療法においてベバシズマブの使用は推奨されるか?
呼吸器
 CQ7 一次治療で完全奏効(CR)が得られた高齢者小細胞肺がんに対して,予防的全脳照射(PCI)は推奨されるか?
 CQ8 高齢者では完全切除後の早期肺がんに対してどのような術後補助薬物療法が推奨されるか?
 CQ9 高齢者非小細胞肺がんに対して,免疫チェックポイント阻害薬の治療は推奨されるか?
乳腺
 CQ10 高齢者ホルモン受容体陽性,HER2陰性乳がんの術後化学療法でアントラサイクリン系抗がん薬を投与すべきか?
 CQ11 高齢者トリプルネガティブ乳がんの術後化学療法でアントラサイクリン系抗がん薬の省略は可能か?
 CQ12 高齢者HER2陽性乳がん術後に対して,術後薬物療法にはどのような治療が推奨されるか?
一般向けサマリー

ISBN:9784524240135
出版社:南江堂
判型:B5
ページ数:104ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MNC