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偕成社ノベルフリーク

二ノ丸くんが調査中 天狗さまのお弟子とり

著:石川 宏千花
絵:うぐいす 祥子

紙版

内容紹介

願いをかなえるかわりに、なにかをうばっていく。
そんな都市伝説が、二ノ丸くんの身にふりかかる!?

4時ちょうどにスーパーの特売ワゴンにあらわれるお菓子。それは、食べても食べても、けっして太らない不思議なお菓子だという。体型に悩むサクラは、それを手に入れようとするが。……「ぜったいに太らないお菓子」

町はずれにできた<脱出ゲームの館>。ゲームをクリアしながらゴールを目指すアトラクションだ。しかし、あることをすると、二度と出てこられない、という噂がひそやかに広がっていた。……「脱出ゲームの館」

祖父の民俗学調査に同行し、小波山へやってきた二ノ丸くん。その地には、天狗に連れていかれた人々の伝承が残っている。そして、もうひとつの都市伝説が生まれた場所でもあった。……「天狗さまのお弟子とり」

二ノ丸くんは、クラスの校外学習で能楽堂をおとずれた。そこにあったのは、じゃまな恋敵を遠くへ追いやれると伝えられるお面<泥眼>。その力をつかって、二ノ丸くんを転校させようとする同級生があらわれる。……「泥眼という名のお面」


怖さがクセになる連作短編集、第3弾!
都市伝説をテーマにした4編を収録しています。

目次

「ぜったいに太らないお菓子」
「脱出ゲームの館」
「天狗さまのお弟子とり」
「泥眼という名のお面」

著者略歴

著:石川 宏千花
石川宏千花
女子美術大学芸術学部卒業。『ユリエルとグレン』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞。作品に「二ノ丸くんが調査中」、「お面屋たまよし」、「死神うどんカフェ1号店」、「墓守りのレオ」、「少年N」などのシリーズや、『わたしが少女型ロボットだったころ』『密話』などがある。
絵:うぐいす 祥子
うぐいす祥子
漫画家。2003年にデビュー。作品に『闇夜に遊ぶな子供たち』『フロイトシュテインの双子』、ひよどり祥子名義の作品に『死人の声をきくがよい』などがある。

ISBN:9784036491100
出版社:偕成社
判型:4-6
ページ数:194ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ