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茫々莫々の日々―『太平洋の架け橋』マリコの父、寺崎英成からの手紙

著:小田 淳

紙版

内容紹介

昭和の動乱の渦中、日本と米国の間にあり、両国の戦争回避に全力を注ぎ、行動した寺崎英成。病に倒れ療養の身となった晩年、唯一の閑談の友とした小田原在住の金澤慎二郎に送った手紙からは、家族を想い、真摯に生きながらも、病に浸蝕され、茫々莫々の日々を送る当時の生活模様が如実に読み取れる。昭和二二年から二五年にかけての全三〇通を収録。巻末掲載 マリコ・寺崎・ミラーさんからの手紙。「大体茫然として生きている。茫然とするのも相当年期をいれないと出来ない。小生はこれを 「茫然の術」といっている。」本文より

著者略歴

著:小田 淳
著者/小田 淳(おだ・じゅん)
本名 杉本茂雄
昭和5年神奈川県生
日本文芸家協会会員
日本ペンクラブ名誉会員
大衆文学研究会会員
電電時代賞受賞
主な著作に『岩魚』『山女魚』『名竿』『カーンバックサーモン』『鮎師』『鮎』『岩魚の渓谷』『江戸釣術秘傳』『釣具考古・歴史図譜』『妖し釣』『心に残る風景 作品年譜』等、多数

ISBN:9784794708038
出版社:叢文社
判型:4-6
ページ数:176ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB