岩波文庫 黄
源氏物語 6
柏木-幻
他著:柳井 滋
他著:室伏 信助
他著:大朝 雄二
紙版
内容紹介
年もわが世もけふや尽きぬる──。女三宮との密通による薫の誕生。源氏に秘密を知られた柏木は重圧に耐えかね死去、遺された落葉宮に夕霧は懸想する。病がちだった紫上もついに亡くなり、悲嘆に暮れる源氏は、世を去る準備を調えつつ、物語から姿を消す。精緻な原文と注解で読む、千年の物語。(全九冊)
目次
凡 例
柏木(かしはぎ)
横笛(よこぶえ)
鈴虫(すゞむし)
夕霧(ゆふぎり)
御法(みのり)
幻(まぼろし)
付 図
解 説 光源氏の死はなぜ書かれなかったか………今西祐一郎