内容紹介
妖美幻想の世界を描く巨匠・江戸川乱歩の代表的名作!
名古屋市のある資産家の次男、青木愛之助は猟奇の徒であった。
招魂祭でにぎわう九段で、愛之助は大学以来の友人・品川四郎に瓜二つのスリに出会い、怪奇な事件の幕が上がる。
銀座裏の陰気なカフェーでポン引き紳士にさそわれ、愛之助は「秘密の家」に案内された。そして、そこで見たものとは?
品川そのままの幽霊男が出没するところ怪奇な事件は続き、物語はいよいよ佳境へ……。
著者略歴
著:江戸川 乱歩
894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去
監:落合 教幸
1973年神奈川県生まれ。専門は日本の探偵小説。立教大学大学院在学中の2003年より江戸川乱歩旧蔵資料の整理、研究に携わり、17年3月まで立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターの学術調査員を務める。『江戸川乱歩文庫』全13巻(春陽堂書店)監修。
ISBN:9784394301707
。出版社:春陽堂書店
。判型:文庫
。ページ数:317ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2019年07月
。発売日:2019年06月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。